地球にやさしい薪ストーブ

薪ストーブが誕生したのは18世紀半ば。以降、いかに薪を効率よく燃やせるか、いかに未燃焼ガスを少なくして再燃焼させられるかが追求され、改良が重ねられてきました。地球環境への関心が高まる今、とてもエコな暖房器具として、薪ストーブは多くのご家庭で選ばれています。

地球とエコと薪ストーブ

エコの重要性が叫ばれる近年、燃料としての薪が見直されています。地球温暖化の最大の原因が二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの増大であることは、みなさんご存知のとおりです。薪を燃やしたら当然CO2が発生するため、その点だけ見ると薪ストーブはエコと結びつかない、逆に地球温暖化に拍車をかけてしまうようにも思えます。

しかし、木を燃やすことで発生するCO2の量は、木が育つ間に大気から吸収するCO2とほぼ同量。つまり、薪を燃やすことで発生するCO2は、樹木がその生育過程で吸収するCO2になるわけで、むしろ自然のサイクルの理にかなっていると言えるのです。

また、石油などに代表される化石燃料は限りある資源ですが、薪は再生可能な資源です。化石燃料と異なり、植林によって再生できる資源である薪を効率よく燃やすことができる薪ストーブは、まさに地球環境にやさしいエコな暖房器具なのです。

薪ストーブでスローライフを

リビングでくつろぎながら、ゆらゆらと燃える炎を眺めるひとときは、他の何にも代えがたい贅沢な時間──薪ストーブは、私たちの心に安らぎやゆとり、癒しや落ち着きをもたらしてくれます。

心和ませる雰囲気や、やわらかくて心地よい暖かさ、おしゃれなインテリア性など多くの魅力がある薪ストーブですが、メリットばかりではありません。火をおこし、育てて、安定するまで様子を見て……暖かくなるまでに時間もかかります。薪を調達する手間もかかります。ワンタッチで起動も温度調節もできる暖房器具とは違うのです。

【薪ストーブのメリット・デメリット】
メリット デメリット
  • インテリアとしておしゃれ
  • 1台で家全体を暖かくできる
  • エアコンやファンヒーターでは味わえないやわらかな暖かさを得られる
  • 結露の発生を抑えられる
  • ダニやカビの発生を抑えられる
  • 薪の準備に手間がかかる
  • 火の取り扱いに注意が必要
  • 薪を保管するスペースが必要
  • 1年に1回は煙突の掃除が必要
  • 即暖性に乏しい

メリットもデメリットも知ったうえで、「薪ストーブを設置したい」「薪ストーブのある家を建てたい」という方は、ぜひ私たちにご相談ください。何もかもが便利になる世の中で、あえて手間をかけることに価値を見いだし、豊かな時間を過ごせる人にとって、薪ストーブはきっと大切な「暮らしの娯楽」となってくれることでしょう。

薪ストーブQ&A

小さい家にも設置できますか?
別荘や間取りにゆとりのある家でないと設置するのが難しそうなイメージのある薪ストーブですが、小さめの住宅に置くことも十分可能です。ただし、煙突の高さが最低4mは必要です。
煙が近所迷惑になりませんか?
着火時や薪を追加する際に煙が出ますが、それ以外のときはほとんど気になりません。ご近所からの苦情を心配される方もいらっしゃいますが、十分に乾燥した薪を使用すれば、ご近所に迷惑をかけることもないでしょう。
薪はどのように調達すればいいのですか?
当社では年に数回、薪ストーブ業者とともに薪拾いのイベントを開催していますので、ぜひご参加ください。また、お近くの造園屋さんや役所の土木課などに相談してみるのもいいかもしれません。
メンテナンスはどのようにするのでしょうか?
ストーブ本体はガラス部分を定期的にクリーナーで拭いてください。煙突部分は年に1回以上、煙突を外して煤を落とすようにしましょう。
薪ストーブの暖房の仕組みを教えてください。
温風で暖房するのではなく、ストーブ本体が帯びた熱が空気に伝わって部屋が暖まっていくのが薪ストーブの仕組みです。エアコンのように温風でポイントを暖めるのではなく、暖かい空気がじわじわと広がっていくため家全体を暖かくできます。